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zoom RSS 音もなく少女は

<<   作成日時 : 2013/09/01 20:42   >>

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ボストン テラン
2010 文芸春秋

このミスで取り上げられていたけれど、
ミステリーではない。
幾つかの時代を経ながら、
聾の少女が、自分の境遇を生きながら、
成長する姿と共に、
彼女を取り巻く人たちの人生も描いている。
原題「Woman」がドンピシャリな内容。

題名から聾者が出てくる予想は当たった。
聞こえない事を受け入れるのが困難な様も、
よく描かれていたと思う。

文体は独特で、とっつき難いが、
何故か読み終えてしまえた。
こういう文章でなければ伝えられない何かがある、
というのは、分かる。

この世界、この社会、と対峙して、
戦いながら生きていくことの、
重さが確かに書き込まれている。

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コメント(6件)

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この作品のことは知りませんでしたけれど、やはり聴力を失った少女を描いたイタニ「遠い音」は、私が名作と思う一冊で、静謐な世界のことが忘れ難く印象に残っています。
信兵衛
2013/09/01 21:56
信兵衛さん、こんばんは。
「遠い音」、ありましたね。
このブログでも、力を入れて取り上げましたが、
敢闘空しく、中絶し、今尚、読めていません。
印象に残っている由。うらやましい限りです。

久々に、「遠い音」周辺のブログを読み返しましたが、
思い出せるのは、「パリは燃えているか?」「エデンの東」くらいで、
忘れている本の多いのに驚きました。

上品な文章の「遠い音」に比べると、
この小説の文章は、そうですね、
石礫が敷き詰められた道を歩いているような感じでした。
文体としては、ハードボイルド風なので
ミステリーの範疇に入れられているのかもしれません。
この文体の先鞭をつけたと言われるヘミングウェイが、
この作品を読んだらどう思ったかな?

ご紹介くださった「ヘミングウェイの妻」、
図書館に予約してあります。
ききみみずきん
2013/09/03 19:46
「ヘミングウェイの妻」を読んでつくづく、わがままで自尊心ばかり強い無名作家の妻になんて、なるものじゃないな、と思いましたよ。(^^ゞ
   
信兵衛
2013/09/03 22:49
ハドリーは、相手がヘミングウェイだったおかげで、
文学史上に名が残っただけ、まだしも、
いい方ではないでしょうか?
世の中には、無名作家でなくとも、
わがままで自尊心ばかり強い夫が、
多く見受けられますね(´o`;)

でも、そういう読後感が強く出るのなら、
読まなくともいいかなぁ〜、
って思えてきました…
ききみみずきん
2013/09/07 19:25
そうかァ、そういう考え方もありますね。
    
いやいや、ハドリーという女性、見逃すべからずです! (^^ゞ
信兵衛
2013/09/07 23:10
大学生の頃、
カルロス・ベーカーのヘミングウェイ伝を読みましたが、
ヘミングウェイの妻たちの中で、
ハドリーが、私には一番印象に残りました。

あのハドリーが主人公の小説かぁ〜、
という思いがあります。
ききみみずきん
2013/09/08 23:13

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