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山本周五郎のこの作品、 坂というタイトルが入っているだけあって、さくさくとは読めず、 ようよう読み終えることが出来ました。 大変地味な作品で、どちらかと言えば年配者向きでしょう。 読みながら藤沢周平さんの「風の果て」等を思い出しましたが、 藤沢さんの方が、よりエレガントで読者へのサービスが行き届いています。 こちらは、武骨で荒い感じといった風であります。 人の生き方、世のありよう、 年を経ていろいろ見えてくる辺りが、 よく書かれてありますが、 モノローグが主体で、 読者に追体験をさせるというより、 主人公の思いを伝える方に力が入っている書き方は、 読む人を選ぶかもしれません。 読みつつ、 自分のこれまでの人生、 そして身の回りの他人の生きよう等を、 思い起こしながら、 いろいろあれこれ考え思わせる。 そう、対話型の小説といえます。 けっして楽ではなく、 辛抱しつつ歩まねばならず、 そうして、振り返ると見えてくる風景がある。 人生を長い坂に喩えるのは、 ありふれているものの、 それでも言い得ていると思います。 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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山本周五郎作品、その中でも「ながい坂」は特にストイックな作品ですね〜。書かれた時代も今とは違うのだろうなぁと思っています。 |
信兵衛 2008/10/05 22:43 |
山本周五郎、いくつか映像化作品を知ってはいるものの、 |
ききみみずきん 2008/10/05 23:50 |
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