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zoom RSS 渋江抽斎

<<   作成日時 : 2015/04/09 23:00   >>

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岩波文庫1999年改版本で読む。

森鴎外の史伝で最も良く知られたこの作品を、
ようやく読む事が出来、
世評の高さに納得の読後感で、
読んで良かったとしみじみ思う。

抽斎への想いが籠った文章によって、
事細かな多くの史実の羅列になりそうなものが、
見事に語られて、先へ先へと運ばされる。

本の半ばを過ぎた辺りで早くも抽斎が亡くなったのには驚かされたが、
それ以上に、五百を始めとして周辺の人たちが生き生きと描かれる事によって、
鴎外の熱い思いがひしひしと感じられる。

五百の抽斎へ嫁ぐに、彼女なりの深慮あるを、
終わり近くに読み、唖然とした。
この事ばかりでなく、他の彼女の生き方を見るに、
いよいよ仰ぎ見るばかりで、
鴎外は抽斎だけでなく、彼女を紹介したく、
この作品を書いたのではないか?

又、幕末から明治にかけての様々な混乱の中で、
人々がどのように生きていったのかが窺えて、
江戸から明治へと時代が移ることへの見方が変わった。

続けて、伊沢蘭軒を読みたく思う。

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