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zoom RSS 年の瀬に思うこと

<<   作成日時 : 2009/12/31 21:53   >>

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去年のリーマンショックや派遣切りなど以来、
予想されたとおり、不況はなお進行してきました。
オバマ大統領や民主党政権など新しい誕生、チェンジがあり、
人々は、期待を持って、その成り行きを見守る一年でもありましたが、
その先行きはそう楽観できないと思います。

世の中、身の回りを見回して、
刹那的な考え、感じ方が蔓延してきているように見受けられます。
仕方ない面もありますが、
人間が理知的な面を持つものであるならば、
もう少し、思慮を巡らすべきでしょう。
でも、目下の状況の流れの中に居ると、
些細な一人の思慮がなんになろう?
と悲観的な気分にもなります。

あの頃は良かった、
この先生きていい事があろうか?
私の中にもそういう思いがあります。
でも、ホンに些細ですが、
先達の言葉を思い出して、気を取り直したい。

ひとつ、広津和郎さんの言葉。
みだりに楽観もせず、みだりに悲観もせずにいこう。

散文精神という名もある、この考えを思い起こすと、
11月末頃に朝日新聞紙上に掲載された谷川俊太郎さんの、
詩をめぐる今の状況についてのインタビューを思い出します。
情感が損なわれている時代に詩は難しい。
詩が駄目だから散文で、というのではありません。
詩が立ち往生しているなら、その分だけ、
散文が頑張らないといけないのではなかろうか?
散文精神の一つの現れである正宗白鳥さんの文章を思い出しても、
それは、そういい気分になれるものではありませんが、
人間の堕落を食い止める力はあると思います。

ふたつ、ロバート・ブラウニングの言葉。
我とともに老いよ、最上のものはこの先にあり。
若い時が最上だという考えからは、
向上心は立ち上がりません。
老いの先に最上のものがあると考えるなら、
そこへ向かって歩むしかないでしょう。
流されずに、自力で向かうのは、一つの努力。
そこに努力があるなら、その結集を求めてもなんら不思議は無い。
手をこまねいて投げやりになるよりは、
出来る事を一つ一つ重ねて、その先を楽しみに行く方が、
断然好ましいでしょう。

先を行くものは、後に続くものにその姿を見せる事になる。
先を行く者、後に続くもの、おのおのがその本来の分を勤めて、
世の流れを変える事は、そう無茶な話ではない。
暗夜に一灯を掲げてみれば、他にも一灯が見えてくるかもしれない。
その明かりが集まれば、なお明るくなって、何かが見えてくるかもしれません。
ま、損な役回りに終わるかもしれないけれど、
でも、これも一つの生き方、笑う人には笑わせておきましょう。
黙々と自分の死を迎えるその日まで、
自分なりに生きて行きたいと思っています。

死ぬその時まで、人は生きていられる。
ガンについて語られた言葉の中で、
そういう言葉に出会えた一年でした。

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